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2017.12.27 REVIEW

Marshall 『MODE & MODE EQ 』イヤホンの徹底解剖

2017年のクリスマスも終わり、心なしか人の流れも緩やかになり、表参道もいつも通りの街並みに戻っています。

皆さんはどのようなクリスマスを過ごされましたか?
私は、年賀状の作成に追われプリンターと格闘していました(笑)

最近めちゃめちゃ気に入っているMarshall 『MONITOR Bluetooth』のヘッドホンに魅了され、めっきり使用頻度が少なくなった有線のイヤホン逹。  

そんな中、Bluetoothが当たり前になりつつある今だからこそ、もう一度有線タイプのイヤホンにフォーカスしてみたいと思います。

そこで、今回はMarshallのイヤホンについて徹底解剖してみます。

 

 

Marshallのイヤホン『MODE』と『MODE EQ』の違い

Marshall(マーシャル)には2017年12月現在、2種類のイヤホンがラインナップされています。

その名は『MODE』と『MODE EQ』。

日本では発売当時、このパッケージの意匠にあるタトゥーが物議を呼びました。
みなさんご存知の大手家電量販店では、このタトゥー入りのパッケージ・デザインでは、お客様に不快感を与える可能性があるとのことで、取り扱いを拒絶されたこともありました。
ヨーロッパやアメリカでは普通に家電量販店などでも販売されていることから、徐々に緩和されて販売できるようになったことを思い出します。

当時はそれ程型破りで、家電用品としては斬新なパッケージ・デザインだったのです。

そんな思い出のある2種類のイヤホン、外観に細かい違いはあれどデザインはほとんど変わりありません。
では、一体どこが違うのか?

その違いについて探ってみたいと思います。

デザインの違い

『MODE』は、カラーリングがブラックとホワイトで、『MODE EQ』はブラックとゴールドの配色です。

デザイン的な違いは、色と材質の違いと言っていいでしょう。

その為もうおわかりだと思いますが、ゴールドの方が高級感がありますよね。そう、『MODE EQ』の方が『MODE』より高価なモデルなんです。

イヤホンはヘッドホンに比べて見える部分が少ないので、デザインを表現しづらいのですが、要所要所に真鍮を使うなど『MODE EQ』の方がよりMarshall感が出ていますね。

 

機能の違い

今度は、機能の違いをみていきましょう。
『MODE』も『MODE EQ』もどちらもリモコンが付いています。このリモコンは、再生・一時停止・曲をスキップ・曲をバックスキップ・通話受信・通話終了を行うことができます。

さらに『MODE EQ』のリモコンには、イコライザ機能が搭載されていて、 通常サウンドと、低音と中音を強めたサウンドの2種類のサウンドが選択できるようになっています。

楽曲によってサウンドの特性を選べるのは便利ですね。

 

スペックの違い

『MODE』と『MODE EQ』はどちらも9mmのドライバが搭載されていますが、インピーダンスに違いがあります。

ここで、インピーダンスとは?
※オーディオ信号は交流電流なのですが、交流電流における抵抗のことを「インピーダンス」と言いΩで表します。
数値が大きいほど抵抗が大きいということで、電流が流れにくいわけです。イヤホンやヘッドホンの場合、インピーダンスが低いほど、同じボリューム位置でも出力が増えるので、音量が大きくなります。

逆にインピーダンスが大きいほど、電圧が高く効率的に電流を流すことができるので、一般に高出力な音質と言われています。

しかしその反面、インピーダンスが大きいとノイズを拾いやすくなるので、一概にインピーダンスが高いから良いというわけでもないのです。またインピーダンスが大きいと、抵抗が大きいため音量が小さくなってしまいます。

[インピーダンスの特徴]
ロー・インピーダンス(インピーダンスが低い):電圧が低く、電流が多い。
ハイ・インピーダンス(インピーダンスが高い):電圧が高く、電流が少ない。

 

こうしてみるとインピーダンスとは電流の抵抗ですので、

◎ 出力側(スマホなど)= 入力側(イヤホンなど)

出力側と入力側のインピーダンスが同じであることが理想です。

❌ 出力側 > 入力側

出力側がハイ・インピーダンスで入力側のインピーダンスが出力側より小さいと情報を伝達しきれません。

⭕️ 出力側 < 入力側

入力側のイヤホンやヘッドホンは機種を特定できないので、出力側の様々なデバイスをカバーするために、入力側のデバイスをハイ・インピーダンスで全ての情報を受け入れるように設計しているのです。

 

このことを踏まえて比べてみますと、『MODE』のインピーダンスは39Ω『MODE EQ』のインピーダンスは30Ω
やはり出力ではインピーダンスが低い『MODE EQ 』に軍配が上がります。

また、インピーダンスが高いほど、コード内の静電容量によって高域が減衰してしまいます。
『MODE EQ』の方が高音域がクリアに聞こえるのはそのためです。

さらにインピーダンスの違いによってノイズの量が違いますが、ポータブルオーディオのインピーダンス30Ω超え(ハイ・インピーダンス)のレベルでは、ほとんどノイズを感じることはないので無視していいでしょう。

もう一つ大切な数値として「感度」があります。この感度とはいわゆる「音量」のことです。数値が大きほど大きな音が出るということです。(音質にはあまり関係ありません)

ちなみに『MODE』も『MODE EQ』のどちらも感度は98dbで能率は同じです。

と、ここまでスペックを数値化してきましたが、個人的にはちゃんとしたメーカーの商品であれば、どれも参照スペックとしてあまり数値にこだわる必要はないと思います。

普段自分が使用するものですから、他人や他の機種と比較するものではありません。だから、数値にとらわれないで自分にとって『いい音』のするイヤホンやヘッドホンを選ぶことが大事だと思います。

 

音質の違い

それでは『MODE』と『MODE EQ』の音質の違いについて分析してみましょう。

まず『MODE』について。
『MODE』の音質は、柔らかくて軽いという印象です。比較的どんな音楽でも合い、癖の少ない音という感じです。
また出力も十分なパワーで普段使いにはとても使いやすいイヤホンだと思います。

それに比べ『MODE EQ』の音質は、硬くて重い感じで、パワフルな出力と相まって、ラウドなサウンドのロックにはぴったりです。
その名の通りEQ(イコライザー)機能によって中低音の押し出しを強くすることができるので、さらにラウドなサウンドを楽しむことができます。ロックが好きな方には断然『MODE EQ』をオススメします。

 

どちらが好み?

『MODE』『MODE EQ』共にMarshall(マーシャル)のイヤホンとして、とてもパワフルなイヤホンであることに違いありません。どちらもやっぱりMarshallだ!と思うクリアで迫力のあるサウンド・チューニングです。

普段よく聴く音楽の種類によって、どちらがしっくりくるかを判断するのがいいでしょう。

ポップスやダンスミュージック、ミュージカルサウンドや打ち込み系のデジタルサウンドなどには『MODE』が合っています。特にすごいのが電子オルガン の再生力。「オペラ座の怪人」の電子オルガンのオトの再生力には驚きました。ぜひ体験してみてほしいです。

次にロックのような高音域のギターから、ベースやバスドラの低音域までのダイナミックな音域を気持ちよく聴かせててくれるのは『MODE EQ』でしょう。内蔵のイコライザで、ハードロックやメタルなどもっとラウドなサウンドへと聴き分けるのも楽しみのひとつです。

配色や素材、音質と様々な違いがありますが、自分にあったイヤホンを選ぶのが一番です。
どちらを選んでも、期待を裏切ることのないモデルなので安心です。

ただ、この配線の煩わしさをいつまで我慢しなければならないのか、と思うとBluetoothのイヤホンについつい目が行ってしまうのも事実。
私のような軟弱者にはMarshallにも早くBlutoothイヤホンをリリースしてほしいと願ってやみませんが、「音切れは嫌だ!」という硬派な方には、まだまだ有線タイプに一日の長があります。

こうしてみるとイヤホンひとつ選ぶにも色々悩みますね。まあ、その悩みが楽しいのですが(笑)

あなたは『MODE』『MODE EQ』のどちらが好みですか?

 

ぶん / Noboru

 

 

 

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