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2018.04.16 REVIEW

Tivoli Audioから迫力の重低音サブウーファー『MODEL SUB』が登場

 

 

IoTを見据えたネットワークオーディオ

 

2017年中頃から、欧米でジワジワと火がつき始めているネットワークオーディオをご存知ですか?

 

Wi-Fi機能を搭載し、Wi-Fi環境下で複数のオーディオ(スピーカー)を同時接続して、スマホの専用アプリでコントロールするという次世代オーディオのあり方。

 

このネットワークオーディオ、日本と比べてホームパーティーが盛んな欧米文化のニーズに応えるのと、もうひとつ大きな目的として、IoTに必須インフラ技術の第5世代通信規格(5G)を睨んでのこと。

IoTとは「Internet of Things 」の略称で「あらゆるモノがインターネットに繋がる」こと。

今後電化製品や車にホームセキュリティーなど、色んなものがネットワークに繋がると、それらを連携させてコントロールするモノが必要になりますよね。

そこで音声認識システム搭載のネットワークオーディオが登場というわけ。

第5世代通信規格(5G)の導入に合わせて、2020年迄にWi-Fiスピーカーに、AI機能が搭載されネットワークオーディオになっていくでしょう。

因みに最近話題になっているのは、スマートスピーカーで、「ネットワークオーディオ」ではありません。

 

そうなるといよいよ、映画「アイランド」や「トータルリコール」のような、近未来デジタル社会が到来し、ネットワークオーディオとの会話が日常化するアメージングなぽっち体験がやってくる。

「ハロー、グッドシーユー!」

人見知りの私は少し不安です。

 

 

 

音声認識システムはGoogle製?それともAmazon製?

今のところ世界的に見て、AI音声認識システムのOEM供給は、Google製とAmazon製に分かれるでしょうから、実装するシステムによって、サービス内容が大きく異なることが予想されます。

各社独自のサービスに期待しますが、 Tivol Audioは、どちらのシステムを実装するのか楽しみですね。

 

 

 

ARTコレクションのリーサルウェポン

さてここからが本題。2017年アメリカ製のTivoli Audioが、いち早くこの次世代ネットワークオーディオの核となる、Wi-Fiスピーカー「ARTコレクション」シリーズをリリースしました。


左から『MODEL ONE DIGITAL』『 ORB』『 CUBE』

 

 

 

 

 

既に発売されて大きな反響を呼んでいる、『MODEL ONE DIGITAL』『 CUB』『 ORB』に続き、コレクション最終章にあたるリーサルウェポン、それが今回の主役『MODEL SUB』

このデバイス、ちょっと試してみたらとんでもないの。だから、ぜひ皆さんに紹介させてください。

 

   

『MODEL SUB』、その名の通り、サブウーファー、しかもWi-Fi対応という。

そのくせ、顔がイケてます! 顔が! だってこんなスタイリッシュなサブウーファー見たことないもの。
どことなくポルシェ・デザインっぽくてかっこいい。
やっぱり、顔がよくないとイケません。所有欲だって湧きませんよね。

 

実は、以前もクラッシックライン「Model Two」のオプションとしてサブウーファーはラインナップされていましたが、既に販売終了となり、今回の『MODEL SUB』はその後継機種に当たるモデルです。

前回のウーファーもパワフルで、非常に人気のあったモデルでした。

だけどこの『MODEL SUB』、それとは比較にならないほど別次元の重低音を響かせる、正にリーサルウェポンと呼ぶにふさわしい最後のピースなのです。

 

ただ、「サブウーファーって、無くても特に困らないよね」「今どきどのスピーカーもいい音するし…..」

そう思っている方、多いと思います。

 

 

ではなぜ、Tivoli Audioはそんなモノをリリースしたのか?

オーディオのスリム化が進む今日、利便性と引き換えに確かに失ったものがあるのです。


例えるなら、ワークアウトで体脂肪を一桁台にまで削ぎ落とした時、その肉体は美しいけど、四股(シコ)を踏んでも響かない。

だから、あえて肉を食らう。それも極上の霜降り黒毛和牛。

そう、今時のホームスピーカーに足りないもの、それは良質な「オト」のための体脂肪。

 

Tivoli Audioは、その足りない体脂肪を、敢えて「ARTコレクション」に加えてきました。

『MODEL SUB』が加わることで、Wi-Fiの特性を活かした動画配信サービスや、ネットゲームなど、まるで劇場のような、より臨場感のある高音質を簡単に自宅で再現することができるようになったのです。

さらなる魅力は、簡単に1.1ch、2.1ch、3.1ch、4.1ch、5.1ch……と数珠玉式にスピーカーを増やせること。
※ただし、ステレオ方式でサラウンドではないので、5.1chサラウンド用に録音されたDVDなどはステレオで聴くことになります。

この体脂肪が、最もスタイリッシュなネットワークオーディオ「ARTコレクション」を完成させるための最後のピース。

 

そのピース、無くても困らないけど、一度完成したらもう崩せない。
「だって、聴いちゃったから….」この言葉に勝る理由なんてないですから。

オーディオの世界も映像の世界も、目の前にあるものでも十分楽しめるけど、一度でも上のグレード味わったら、なかなか元に戻せなくなるものなんですよね。だから終わりがなくて沼っちゃうんだけど。

 

 

 

 

デザイン

さて外観は全体的に温かみを感じつつ、モダンでクール。シンプルだけど存在感がある。そんな寡黙(かもく)で挑発的なデザインは、往年のオーディオファンをも唸らせる、ファション性も兼ね備えたモデルです。

また、ARTコレクションの特徴を踏襲して、上下をデンマークの老舗ファブリックメーカー、Gabriel社製のファブリックで覆い、その間をプライウッドで構成しています。イームズの椅子のような曲木のことね。

他のARTコレクション同様、このプライウッドの仕上げは、ナチュラル・ウォールナット、綺麗な木目のアッシュ材の黒染色目出し、そして白のラッカー塗りつぶしの3パターンから選ぶことができ、それぞれにTivoli Audioのロゴがプリントされています。

このように、全くオーディオらしからぬデザインに最初は戸惑いすら感じますが、部屋のオブジェとして置いておくだけでも十分カッコいい。

この意匠の素晴らしさこそが、「ARTコレクション」という名前の由来なんですよね。

 

設置方法

 

設置方法は、ロゴを上に向けて寝かせて置く方法と、壁に掛ける方法、更にロゴを正面に向けて立てる3つの方法があります。

どの方法で設置しても音質に違いはありませんが、できればそのかっこいい「顔」を見せるために立てるか、壁掛けにするのがベターですね。

ただし、サブウーファーの特性上、重低音はズッシリと響くので、なるべく低い設置ポジションをオススメします。

 

 

地響きする重低音サウンド

それでは、実際にその違いを体験するために動画を作成したので聴き比べてみてください。

 

どうですか?
手元の機材での録音なので、全くそのままの再現性というわけにはいきませんが、その違いを少しは実感していただけたのではないでしょうか。

この「顔」からは想像できないオトの深さと厚み。無いのと有るのとでは、こんなに違うんです。

 

ここで一つ注意しておくことがあります。

それは、このように『MOEL SUB』を立てて使用する場合は、設置部分は本体の側面部分になるので、滑り止め材はついていません。ですから知らぬ間に段々前に動き出すんですね。このウーファー自らの振動で。

その為、立てて使用する際には、インシュレーターを使用することをお勧めします。百円ショップに売っている滑り止めでも構いませんが、今回は、「audio-technica インシュレーター AT6091」を使用しています。

確かAmazonで4個セットで、1200円くらいでした。

 

インシュレーターってこんなモノです。MODEL SUBの下に置くだけです。

 要するに、スピーカーなどの振動を他(床や置いている素材など)と干渉させないで、よりピュアにポテンシャルを発揮させる為のモノです。そんなに高価なものは必要ないと思いますが、無いよりはあったほうがいいと思います。

 

 

 

 

私は、このサブウーファーのセットで、ワイルドスピード『ICE BREAK』のDVDを観て一発でやられました。
車のエンジン音や、爆破の音、カーチェイスの音など、とにかく迫力が半端ないです。

音質に違いはあれど、あのキング オブ ラウド、 Marshall『WOBURN』をにも匹敵する大迫力のサウンドに正直圧倒されました。

「聴かなきゃよかった」「知らなきゃよかった」。なぜだか最近不思議とこんな思いをすることが多いのです。それでもって予期せぬ出費がかさむという。正に今回もそのパターン。

それからは、どうしてもサブ・ウーファーが無いとしっくりこなくて、何を聴いても物足りないんですよね、低音が。
ホントは音楽鑑賞には、あまり重低音が強いと疲れるから好きではないのですが、如何せん映像と一緒だと、確実にワンランク上の音質になって病みつきになるんですよね、この「オト」。

 

 

 

裏技的な使用方法

MODEL SUBを他のデバイスとつないで楽しむ方法を探ってみたら、ちょっと面白い裏技的なことができるのがわかったので、その裏技も紹介しておきます。

えっ、と思うかも知れませんが、『MODEL SUB』のアナザーワールドを体験をするには、必ずしもTivoli Audioの「ARTコレクション」を揃える必要はありません。CONXとステレオスプリッターさえあれば、他の複数のオーディオとWi-Fi接続できるのです。

CONXとは、Tivoli Audioから発売されているトランスミッターのことで、光入力端子と3.5mmステレオミニプラグの入出力端子があって、ここにステレオスプリッターで他のデバイスを繋ぐと、Wi-Fi環境下で3.5mmステレオミニプラグ対応のどんなオーディオも、Tivoli AudioのWi-Fiネットワークに入ることができるようになるのです。

ここで、なぜステレオスプリッターが必要かと言うと、CONXの入出力端子がそれぞれ1つずつなので、複数のスピーカーやCDなどを接続するために必要ということです。

例えばMODEL SUBに、CDプレーヤーとスピーカーを1台ずつしか接続しない場合は、ステレオスプリッターは必要ありません。

 

 


CONX 

 

 

 


ステレオスプリッター( belkin 「ROCKSTAR + AUX CABLE」

 

 

 

そうすると、既にお持ちのスピーカーをCONXに3.5mmステレオミニプラグで接続するだけで、最先端Wi-Fiスピーカーに早変わり。

しかも、Tivoli Audioの専用アプリを使ってスマホで操作までできてしまう。
わざわざ最新のWi-Fiオーディオに買い替える必要がないのです。

 

それでは、実際にやってみましょう。

●既に所有しているBluetoothスピーカー(便宜的にMarshall KILBURNを使用)と、CONXとステレオスプリッターを用意します。

3.5mmステレオミニプラグコードで接続します。

●MODEL SUBをWi-Fi接続します。

●これで完了。

わずかこれだけでMarshall KILBURNが、Wi-Fiスピーカーになって、Spotifyの有料ストリーミングサービスを利用できるのです。

またご想像の通り、MODEL SUBと他のスピーカーに、TVを光オプティカルケーブル(別売り)で繋げば、1.1ch〜◯.1chワイヤレス・ステレオシステムで聴けるというスグレモノなのです。

 

昨夜もつい調子に乗って、このパワフル化したKILBURNとMODEL SUBの迫力のサウンドに浸っていると、ふと90年代のあの頃にタイムスリップ。


金曜午前0時西麻布、「328」の階段を高揚感と期待で破裂寸前まで膨らんだ風船は、カラスが街に戻るころ、家路につく青いオープンカーの中で完全に萎んでいた、ファッキン・エクスペリエンス。

有り余るサウンドでも、さすがにそんなしょっぱい思い出までは吹き飛ばせません。

 

 

 

まとめ

こうして見ると、サブウファーって、メジャーデバイスじゃないし、それだけだと機能しませんが、一度オーディオに繋いだ途端、確実にワンランク上のモノに変えてしまう魔法のデバイスですよね。

しかも今回紹介したTivoli Audioの『MODEL SUB』は、CONXやステレオスプリッターを使えば、あらゆる複数のスピーカーと接続できて、Wi-Fiスピーカーにもなるから、わざわざWi-Fiスピーカを買わなくてもいいコストコンシャスな優れモノ。

まずは自分のオーディオ環境に『MODEL SUB』を加えてみて、音楽や映画、ゲームなどを大迫力のオトで楽しんでみる。

それから少しずつスピーカーを増やしていくのがいいのかも。

「だって、聴いちゃったから….」

 

 

 

ぶん / Noboru

 

 

 

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