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2019.08.02 No Category

Marshall WOBRUN 2 「マーシャル/ウーバーン2」のレビュー

「ウーバーン」
どこか聞き慣れない響きのスピーカー。

前モデルのレビュー記事でも書きましたが、「WOBRUN / ウーバーン」は、マーシャルの創業者ジム・マーシャルがロンドン西武にあるイーリング・ロンドン特別区に初めてマーシャル・ショップをオープンさせた聖地の名。

そういう意味でもこの「ウーバーン」は、最もマーシャルらしいスピーカーなのかもしれません。

今回はそのウーバーンが、フルモデルチェンジをし「ウーバーン2」となったので、前モデルとの違いなどを比較しながらレビューしようと思います。

 

 

仕 様

  • パワーアンプ:(合計110W
    • ウーファー用50W x2 /クラスDアンプ
    • トゥイーター用15W x2 /クラスDアンプ
  • マルチペアリング、マルチホスト機能対応(同時に2台まで接続可能)
  • バスレフ方式
  • 最大音圧レベル: 101 dB @ 1 m
  • 周波数範囲: 3020,000 Hz
  • サウンドコントロール:インタラクション・ノブで低音・高音・ボリュームの調整が可能(LED表示)
  • ステレオ/モノラル:ステレオ
  • ワイヤレスコネクティビティ: Qualcomm aptX搭載のBluetooth 5.0搭載
  • 有線接続:
    • 3.5mm AUX(ステレオミニ)
    • RCA入力
  • 電源: 100 – 240 V50 – 60Hz
  • 本管の頻度: 50 – 60Hz
  • 寸法: 400 x 310 x 200 mm
  • 重量: 8.55Kg
  • 付属品:電源ケーブル、取扱説明書、保証書

 

 

デザイン

外観は前モデルより垢抜けた落ち着きのあるデザインに仕上がっていて、本体トップのインタラクション・ノブ部分のLEDライトは、今のトレンドを感じますね。

またウーバーン2はマーシャルスピーカーのフラッグシップモデルらしく、モデル中最も大きく更に正方形に近いため、マーシャルアンプを彷彿させる迫力があり、このスクエアな感じはマーシャルの他のどのスピーカーにも無いカッコよさではないでしょうか。

正面のフレットクロスやロゴは、前モデルから大きく変更された点で、このフレット・クロスは、マーシャルアンプと同じ素材を使用し、他のモデルと同様に前モデルがFRET00029/30 ブラック/グレーのまだら模様で黄色みがかったったカラーに対し、今回はFRET00012 ブラック/クリームのソルト・アンド・ペッパーで青みがかったカラーに変更されました。

WOBURN2

WOBURN

また、アイコニックなマーシャルのスクリプト・ロゴは、新モデルではブロンズ色になってよりシャープなロゴとなりました。

比べてみるとわかりますが、前モデルのロゴはホワイトに縁取りされていて、よりビンテージ感の強い印象ですが、新しいモデルはモダンに感じますよね。

本体下部には、マーシャル創業年がエッチングで刻まれた真鍮プレートがあしらわれて高級感を醸し出しています。

フレット・クロスも前モデルが粗目の織りに対し、新モデルではキメが細かくなっていて、これもソリッドに感じる要因かなと。

サイズも前モデルとほとんど同じで、高さが2mm新モデルの方が大きいだけ。

これだけ大きいと、練習用のギターアンプとしても使えるといいのに、と思われている方も多いのではないでしょうか。

実際そういった機能が付いた機種も他メーカーからリリースされているので、ギターアンプの雄であるマーシャルもいつかそうなってくれると嬉しいですよね。

 

 

音 質

ウーバーン2の音質を一言で言えば「爆音」につきます。

クラスDアンプによる50Wのウーファーが2つと15Wのトゥイーターも2つ内蔵されていて、合計110Wの出力を誇る大出力Bluetoothスピーカー。

100W超えのBluetoothスピーカー自体少なく、あってもどれもごつくてインテリアに不釣合いなモノばかり。

むしろウーバン2がスマートに見えてしまうという感じ。

デカイけどオシャレでインテリアに溶け込むウーバーン2は、一般家庭でフルボリュームにすることはまず無いでしょうが、いざという時は壁を揺らすほどラウドな頼もしいスピーカーなんです。

その上、背面にはダブル・バスレフポートが装備されていて、MID-FIオーディオでこんな仕様のスピーカーなんて見たことありません。

これだけを見ても、どれほど低音の迫力が凄いのか用意に想像がつきまよね。

そんなウーバーン2、低音番長かと思われがちですが実は中高音もよく解像されていて、でも尖ってなくて、そう、43度くらいの湯加減って感じですかね。

ベストの温度より1度だけ高い、刺激という負荷を聞き手に少しだけかけながら、ずっと聴いていたい心地よさと、抑揚と角が削れた柔らかさが共存する「温もりのある音」こそがウーバーン2の本当の魅力です。

決してシャープでカリカリという感じではなく、どちらかと言えばピントの甘い程よいボケ感が味のあるビンデージ銘玉の様なスピーカーだと思います。

 

 

機 能

今回新たに加わった機能としては、イコライジング機能とマルチペアリング機能に、2台のウーバーン2をワイヤレスでカップリングしてステレオになるという機能の3つ。

イコライジング機能は、マーシャル専用アプリにプリインストールされている、8種類のジャンル別に最適化されたイコライジングを選んだり、5バンドの音域を自由に調節できるカスタムイコライジング機能のこと。 

これによって、今まで高音と低音しか調節できなかったのが、手元のスマホで簡単に最適な音質に微調整できるとてもありがたい機能です。

もうひとつのマルチペアリングは、二人同時にウーバーン2にBuetoothペアリングが可能で、各々が任意に自分の好きな曲を再生することができるという機能。

通常ひとりがペアリングしていると、一旦そのペアリングを解除して別の人が新たにペアリングをしますが、これでは複数で使用する際など面倒だし、場がシラけますよね。

それを解消できるのがこのマルチペアリング機能。丁度カラオケの予約みたいな使い方で、きっとパーティーなどでは重宝するでしょう。

最後は、ウーバーン単体でもステレオなんですが、2台をBluetoothで接続してダイナミックなステレオスピーカーとして使うというもの。

野外とかでライブ用に使用するときには良いのかもしれませんが、通常使いではあまり必要ない機能ですね。

逆に無くなった機能として、初期モデルには付いていたオプティカル端子が無くなったこと。

そのためTVなどには、DAコンバーターをかましてRCA接続しなくてはならなくなったのがマイナス点です。

映画をウーバーンで視聴するのが好きだった僕の場合、直接オプティカル接続ができないのはとても残念です。

 

 

まとめ

ウーバーン2、耳を覆いたくなるような爆音を発し、それでいてロンドンの天気のように霧がかった、どちらかと言えばヘリテージっぽいサウンドの持ち主。

音質的に少しぼやけて詰まった感じがあるんだけど、それはそれでアナログ感に満ちていて耳疲れもなく、聴いていて心地良いい音だっていうことなんです。

そんなウーバーん2は、こんな人にオススメです。

・ロックやポップスなどパワフルな楽曲が好きな人。

・クラブミュージックなど重低音が好きな人。

・アクション映画が好きな人。

・ホームパーティーが好きな人。

・大きく存在感のあるものに惹かれる人。

 

爆音だけに、音の粒が細かすぎたり早すぎると耳が疲れるけど、その辺がパワーで押し切ってきたマーシャルらしい音作りなんだと納得させられる、気持ちのいいリスニング・スピーカーです。

ただし、いざとなったらフルテンで脳みそをガンガン揺らす凶器にもなるアナーキーな ウーバーン2。

ご近所付き合いを大事にされる方にはオススメできないかも。

それでも、この破壊的なサウンドに撃たれたいと思うあなた、紛れもないドMですよ。

 

 

 

 

ぶん / Noboru

 

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